東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

左様に感謝⑥

(つづき)


 物事の捉え方として、「要素還元主義」があります。


 これは、対象となるものの「時間と空間」を切り刻み、すべてを一瞬

の出来事として分析するのが特徴なんですね。


 しかし、この要素還元主義では捉えられないこともあるのです。

例えの1つに、交通渋滞の発生や、フォークボールが落ちていく様子も

これで理解するのは難しくなるそうです。


 一瞬が絶対だと思えば、現象自体の全体像を丸ごと把握できないこと

もありますよね。

 

ですから、そのようなものの一つに、「ひだり」と「みぎ」

の働きには、螺旋で常に揺らぐような感覚的な差があると捉えてみる、

そうすると面白いのではないでしょうか。

 

例えば、「ひだり」は生じているエネルギーに親和性(解放)が高く、

「みぎ」は、生じたエネルギーを維持延長(模倣)しやすい、と。

 

                          (つづく)

 

「操体マンダラ」は2021年7月22日(木)海の日に開催します。