東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

左様に感謝⑦

(つづき)

 

歩くとき。

左足の足を1歩目にすることがなんとなくしっくりくる。

なんとなく歩き始めの時に倒れ込む感じを味わう。

 

そして、自然に臍下丹田へ「重力」に合わせて踏みつけることを感覚し、

その踏みつけた感覚に伴って、次の右足を持っていくような形で歩く。

 

分かりやすいことは、そもそもスタートを蹴り出しにするのではなくて、

もともと備わっている感覚からうごきの発動を味わっているかどうか。

 

自分のからだを、重力に委ねるようにしてみる。

前方へ歩く、もしくは走り出す流れをからだの内部エネルギーにできる

だけ負担がかからないように使えば使うほど、左と右は感じでわかる。

 

 走るとき。

ターンオーバーという、両方の足が切り替える状態でのフォームを見る。

 

やり方で捉えると、ターンオーバーが早いフォームは、自然と大腰筋の

ひきつけも常に起こっている状態になっている。

 

なので、走行時の膝も完全に伸びきらない状態で、地面から離れた後は

すぐに膝を折りたたむような流れで、繋がってターンオーバーしていく、

と、このような指導方法は理に適っているかもしれない。

 

そうすると、体幹正中の中軸上に重力は落ちていることにならない。

「ひだり」と「みぎ」の意識感覚を生かす特徴としては、1本の線上を走

るのではなく、やや揺れた感じの1本の線をまたぐような足跡になる。

 

体幹と両足の感覚の差を生かして走る、自然法則の応用貢献と成立させる

には、もう少し、いや多くの研究と検証は必要になるだろうと思いつつ。

 

 

それでは、一週間お付き合いいただきまして感謝いたします。

明日からは、お待ちかね、日下さんの担当です。お愉しみに!

 

 

 

「操体マンダラ」は2021年7月22日(木)海の日に開催します。