東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

左様に感謝④

(続き)

 

競技スポーツの世界は「運動」のプロフェッショナルが集まります。

 

自分の身体の中にあって使える力と、自分の身体の外にあって使える

力を巧みに絡ませると、自分の外にある力が自分を動かしてくれる。

 

このような言葉で、オリンピックのスピードスケート金メダルの清水

選手はこんなことを語っていました。

 

ワタシ自身も、力は入れるのではなく、力をうごかすものと考えます。

海に行って、湘南海岸で波乗りをしていると良く理解できるのですが、

ボードの上で力を入れるのではなく、与えられている力をうごかす。

 

このような使い方をすると、やはりターン(方向転換)も加速もよく

減速も無理することはなく、ボードから落ちずに気持ちが良いのです。

 

逆に言うと、自分の中にある力まかせに方向を変えたり、けることを

識したらスピードはかえって伸びないのですが、清水選手と比べる

のもおこがましいとは言え、大自然の力の何を使い、何を活かすのか。

 

秘密は「ヒダリ」と「ミギ」の違いをコッソリ理解している故の言葉

であるように思えてならないのですよ。

                         (つづく)

 

「操体マンダラ」は2021年7月22日(木)海の日に開催します。