香さん
一週間ありがとうございます。
今日から担当の瀧澤です。
一週間よろしくお願いします。
テーマは引き続き「ひだり」です。
操体という学問をとおして頂いている「ひだり」とは感覚そのものです。
それはからだがききわけさせてくれる感覚そのものです。
繊細なものを繊細なままに、繊細なことを繊細なままに教えてくれます。
ここだと感じられる「ひだり」は既存の「左右」から解き放たれて、ただそこが「ひだり」という感覚を与えてくれます。
そのようなことを感じられる瞬間にわたくしは感謝せずにはいられません。
それは、自分の意思を遙かに超えたからだという存在の認識を更新していく作業でもあります。
常に新鮮に感じられることにより、もともとただ感じられなかった存在が目には見えなくともそこに存在していると感じられることにより、息、食、動、想はより鮮明に味わい深いものへと移行していく。
そのときわたくしが接している環境はそれまでの環境と同一のものであるかどうか、頂ける感覚が変われば世界も変わっていくということも「ひだり」は教えてくれるのです。