東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

アート~ギブアンドギブ④

毎朝、コーヒー屋に行き、コーヒーを淹れていただく。

 

「好みの味があったら言ってくださいね」と声をかけていただくけれど、

いつも豆の種類はお任せにしている。

 

酸味が効いていたり、苦みが効いていたり、

日によって変わる風味はどれも美味しく感じられる。

 

飲む度に、今日はこの風味だったんだなあ、と素直に感じられること。

 

 

 

「からだ」に対しても、今日伝えようとしてくれていることは、

こういうことだったんだね、と素直に感じられること。

 

そんな「からだ」を、自分の意思が越えてしまうことは度々ある。

伝わってくることを受け取る前に、こちらで修正してしまう。

 

いつの間にか自分好みの色を「からだ」に重ねてしまっている。

 

 

その度に、まっさらな状態に戻してくれるのは、「からだ」そのもの。

 

そして、「からだ」から発せられた師匠や同志達のことば。

 

 

「いただいている」ということは、共鳴しているということ。

 

語る「ことば」はみな違っていても根っこは同じ。

 

「からだ」は振動を感覚してくれている。

 

 

感謝につながるわけはここにあると思う。

 

 

2021年秋季フォーラム

2021年11月23日(火)勤労感謝の日 ハイブリッド開催

テーマ「アートと操体」 

https://www.tokyo-sotai.com/