生命現象は宇宙空間の事象として貫通している。
人間が「治癒」と呼んでいるからだがみせてくれる現象も、味付けの無い、そのままの生命現象として捉えなおしてみたい。
風が吹いてくるように。
呼吸がからだに入ってくるように。
からだが主語になり、人間の視点は、からだの支点となる。
そんな学びの流れも操体という学問からみせていただいている。
自然と人間の循環のひとつのカタチ。
手を止め、歩みを止め、宇宙に立つ。
常にいただいている何かを感じている。
植物をみていると、そのような生命のスガタが重なってくる。
一日という管理された時間感覚の中で、人間が宇宙に立つ生命であることを思い出す「間」がわずかでもあるといい。
その間のなかで、人間の視点とは別の情報、例えば生命由来の情報が去来していることに気が付くかもしれない。
包まれていること、接していること。
気が付いただけでも変化は起こっている。
それだけ豊かな生命由来の情報に支えられて生きていることに意識が動いたのだから。
一週間のお付き合いありがとうございました。
テーマ「治癒」は友松さんにバトンを渡して続きます。
どうぞおたのしみに。