おはようございます。
波動という言葉がある。
これを、辞書にあるような物質の物理的現象としてではなく、物質が物質として成り立つ為のエネルギーの元という捉え方をしてみる。
橋本敬三先生の、創健会における講演録には、以下のような記述がある。
「波動は、プラス(+)とマイナス(-)という二つの異質なものが存在することによって、その引き合いや跳ね返しにより、そこに動きの波ができる、これがエネルギーとなるわけです」
こう話す前に、以下のようにも話されている。
「生命現象は有機の世界で行われますが、有機のもとは無機であって、原子の世界であります。原子のもとが素粒子だとか中間子、電子だとか言われますが、これはエネルギーから発生するものだそうで、エネルギーは波動から生まれます」
生命現象はじめ、森羅万象あらゆるものには、元の元の起源がある。
この元の元を辿っていくと、必ず異質なものどうしが親和したり反発したりしながら調和し、エネルギーを生み出していくという過程がある。
それを想えば、自分の思い通りにいかない事があるのは当然と思える。
自分と反対意見があって良い、あって当然。
波風の無い方がおかしいのだ。
此の世を創造した無極無限の創造主は、愛と調和の意志でプラス(+)とマイナス(-)を設定したという。
波風が立っても、より良い調和の方向性は必ずある筈であり、そこからまた進化、発展への展望が開ける。
海は、そうした事も教えてくれているようにも感じる。