おはようございます。
まわりの、なだらかな山々を見渡すと、鉄塔や送電線が増えたと感じる。
スマホも5Gの時代だというし、自動車だって電気自動車が増えてきているし、電波や電力の供給の為には、それだけ必要なのかもしれない。
山の景色を写真に撮ったりする場合は、鉄塔や送電線は邪魔に感じるが、案外、地域の風景には溶け込んできている感じもする。
あまり乱立するのはいただけないが、目印になるとか、人間の手が入っている安心感のようなものはある。
低山といえども、舐めてかかるとえらい事になる。
奥に分け入れば、方向が分からなくなって、迷ってしまう事もある。
事実、迷って歩き回っているうちに、足を滑らせて滑落して動けなくなってしまい、そのまま何日も発見されないという事故が、度々起きている。
手つかずの自然の中では、一人の人間など無力なもので、今の時季は陽の傾くのも早く、道に迷えば大の大人だって心細くなってしまうのだ。
そんな時、鉄塔なり道標なり人の手が加わったものや場所に着けば、ほっと胸を撫で下ろせる。
また、助けを呼ぶにしても、鉄塔に記してある情報は役に立つ。
乱開発による自然破壊はいただけないが、自然の立場を尊重し、自然から学ぶ。
そして、自然と共存共生する為の智慧を出し、自然に手を加えるのは必要な事だと思う。