おはようございます。
私は、月に何度か湘南新宿ラインを利用して、東京まで出かけている。
大抵は日曜日で、朝の7時10分ぐらいに新宿駅で3分ぐらい停車してから渋谷方面に向かう電車を利用している。
新宿駅でよく見かけるのが、登山服姿のシニア世代の人達。
けっこう登山服がきまっている。
高尾山にでも行くのだろうか?
高尾山だったら京王線で1時間くらいだろうか?
東京都といっても山はある。
銀座に山を買おうとしても山は無いが、都心を離れ西の方に行けば風光明媚なところは沢山ある。
高尾山もそのひとつであり、高さはそれ程でもないが、頂上まで行けば色んな風景を見ることができる。
今の時季であれば、晴れていれば空高く空気も澄み、富士山も良く見えるだろうし、都心のビル群も綺麗に見えるだろう。
生で見て、味わうという事は必要な事だと思う。
その景色と、一体化してつながっている空気を、網膜、皮膚をはじめ全ての感覚器で触れて、味わう。
心の奥底に、優しくヒビクなにかがある筈だ。
これは、デジタルデータの光の点滅画面を見るのとは、違う筈なのだ。
電車に乗っていた登山服の人達は、新宿駅に着くまで、にこやかに窓の外を眺めており、スマホを見ている人はおらず、これから味わう風景に期待を膨らませているようでもあった。
しかし、それ以外の車内の大抵の人達は、スマホの2次元の世界に夢中になっている。
どちらが、心の豊かさにつながるのだろうか?