裏と表という概念は、結構あいまいなものかもしれないなと思う。
人間のまなざしから生まれた常識が当たり前のようにインストールされているだけで、視点が変われば裏か表かなんてひっくり返ってしまうこともありうる。
例えば、地球から見えるお月様の顔はいつも片側しか見えないという。
「月の裏側」は地球からは見えない、と聞くけれど、それは視点が地球にあるからで、
宇宙空間からみれば地球基準の月の表側と裏側という捉え方はどこかへいってしまう。
常識は視点が変われば、変化もする。
自然に目を向ける時、やはりもう一度、まっさらな感覚で味わってみることが
どこまでいっても大切なように感じる。
そうでないと、それこそ物事の片側だけをみつづけていることになるのではないかと思う。