人が眠っている時にみせてくれる、からだの呼吸。
たしかに、呼吸は人間が意識的に行おうとしなくても自然とからだの方で営んでくれているんだということを感じる。
非常に静かに、また深く充実したリズムがある。
こういう瞬間を眺めていると、眠りの時間と空間が人間のからだにとってとても大切な間になっているのを考えさせられる。
目が覚めて活動を始めると、からだのリズムに、人間のリズムが色濃く加わってくる。
あの深い呼吸は人間の生活リズムによってわかりづらく隠れてしまう。
人間にとっては起きている時がおもてのような感じがするが、からだにとってはどうなのだろうと、改めて考えてしまう。