東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

うらおもて7

今年も今日で1年が終わろうとしている。

振り返ると、生活のなかで、

「内臓」のことに意識が向くことが多い一年だった。

 

私たちが飲んだり食べたりすることと、

からだの方でそれを必要としているかどうかは、

全く別の話なんだ、というのも感じることが多かった。

 

年末年始は、いつもの生活リズムが余計に変わりやすいものだ。

食のリズムも、口にするものや量、タイミングなどが変わって、

例年だと三箇日が過ぎる頃には、内臓もだいぶお疲れの状態になっていることが

多かった。

 

そんなときは、普段、陰で支えてくれているからだのことが自然と意識にのぼってくる。

からだのなかにおさまっている内臓の存在感を強く感じる。

「今年もやってしまった。。」と反省することになる。

 

人間の生活や風習に、からだはリズムを合わせてくれている。

本来は、からだの営みの支えがあって、人間は生活ができている生き物なのだと痛感する。

「七草粥」を食べてお正月でお疲れの内臓を労わる知恵に加えて、

来年は「私」は少し裏方にまわる機会を増やして、からだのリズムとともに新年を迎えてみようと思う。

 

今年も一年、東京操体フォーラム実行委員ブログを支えていただき、ありがとうございました。年が変わって、明日からは友松実行委員のブログがスタートします。

よろしくお願い致します。