おはようございます。
裏と表の二面性、それは白か黒かというような、どちらが良くてどちらが悪いとか、どちらが正しくて、どちらが正しくない、というような二面性ではないと思う。
どちらも双方が良いのであり、環境や状況に合わせてどちらかが表立った活動をすれば、それをどちらかが裏方にまわり支える。
これがスムースにいけば良いが、なかなかそうもいかない。
これもバランス現象であり、完璧を目指そうと必要以上に頑張ったり、欲張ったり、どちらかが威張ったり、どちらかがどちらかを縛ったりすると却って良くない。
それでは、白と黒かの関係性のように、2つのものの対立関係になってしまうように思える。
元々一つのものの2面性が裏と表に表れているのだから、意見や意向が対立状態のまま分断されてしまえば、元々の一つも破滅に向かってしまう。
白の意見と黒の意見、それぞれ捨てがたいものがあるかもしれない。
しかし、この世界は白黒の世界ではない。色彩豊かな世界であり、考え方や意見だって多様性に富んでいる。
他の見識も取り入れて、双方が納得したうえで、環境や状況に適応しながら個性を発揮できれば良いのではと思う。
黒い髪の若い人もいれば、白髪の年配の人もいるし、黄色い肌の人もいれば、赤い肌の人もいて、それぞれ調和のとれた個性を表現している。
色々な個性の調和があるのだから、学ぶべきもの、取り入れるべきものは沢山あると思う。
最近、知った言葉で下記のようなのがある。
この地球は祖先から譲り受けたものではなく、子孫からお借りしているものである
この言葉は、アメリカ先住民に伝わる言葉だという。
一般的な考え方からすると過去と未来、焦点の当て方が裏表逆転しているように思えるが、エネルギー問題にしろ、環境問題にしろ、一人一人が出来るちょっとした行いを納得して行えるような、そんな言葉のヒビキが感じられる。
一週間のお付き合い、ありがとうございました。
来週は畠山裕美先生の担当となります。
どうぞ、おたのしみに。
友松 誠。