東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

裏表(初日)

友松さん、1週間ありがとうございました。
 
こんにちは。畠山裕美です。1週間よろしくお願い致します。
 
「どうする家康」が始まりますが、「伊賀越え」で家康が恐怖のあまり馬上で○○したと言うエピソードはどうやって描くんだろう。。。
松潤だからそれはなし?それはないだろう!と脳内格闘している今日この頃です。
 
 
 
私が「裏表」ということを意識したのは、社会人になってからのことでした。
 
ちなみに私は中学から大学まで一貫教育の女子校で過ごしたんです。
 
女子校のいいところというのをある女子校出身の作家の方が言っていましたが、
「男の顔色をうかがわない」ということがあります。
 
また、男子がいない分と言ってはなんですが。その分たくましく?育ちます。
起業する女性は女子校が多いと聞いた事があります。
 
高校に進級した時、中学は共学で過ごして入ってきた生徒も半分くらいいましたが、
中学を共学で過ごした生徒達は、私から見ても「男子の目を意識しすぎである」という感じがしました。
 
ちなみに女子校だと、私の頃は教室にクーラーなんかありませんので、夏は皆ブルマーはいて、スカートをめくり上げて涼んでいたものです(笑)
 
というわけで「男子の目を気にしない」で育ったもので、世の中に「ぶりっこ」という人種がいると知った時は驚愕しました。
 
職場で、上司や男性社員の前では「ぶりっこ」し、それ以外では、タバコ吸いながら
「あいつ、イヤだよね〜」とか。。。
 
私なんぞは、刈り上げとか「敢えて男受けしないヘアスタイル」とかファッションをしていたくらいですから(笑)。
 
おお、これが『裏表ある』ってことな! と思ったものです。
 
しかしながら、世の中の男性諸氏は、この「女子の裏表」には簡単に欺されるということは、今まで生きてきてよくわかりました。
 
 
昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、主人公の北条義時が、三人目の妻を娶る際、三人目の妻、菊地凛子演ずる「のえ」の「表」に欺されるシーンがあります。
 
義時は仲間の御家人、八田殿にのえさんを紹介したところ、八田殿は「裏表のないおなごだ」というのです。八田殿も欺されたというわけです。
 
この時は「そうなんだよね、こうやってだまされるんだよね」と頷く私でした。
 
私の界隈にも、たまに「おばちゃんだけどぶりっこ」とかいますが、おじちゃんも結構コロッと欺されたりします。
 
 
ほんと、女子校育ちは若い頃に「男の顔色をうかがう」「ぶりっこ」をしてこなかったので、どうにもこれができないのです(できなくてもいいけど)。
 
今までこれでかなりソンをしてきたかなとも思うのですが、
「ソンかトクか」「正しいか正しくないか」よりも「自分がやっていて、快か不快か」で自分の人生を選択するのが「操体っぽい」と思うので、それでいいな、と思っています。
 

武士の鑑@畠山重忠着用の衣装。
 
2023年度操体法東京研究会定例講習、4月に開講いたします。