3月になりました。早いものですね。
6月になると、千葉の鹿野山にある「鹿野山禅研修センター」で、臨済宗の修行があります。
この時は、朝昼晩の坐禅と、日中の勉強と作務がみっちりありました。
さて、この前博多の新部健太郎顧問とも話をしたのですが、それまで「ビジネス一徹」だった会社員の方が、定年が近くなると何故か仏教と司馬遼太郎が好きになるという説がある、という話です。
私の周囲にもいましたが(キミ、仏教なんて興味ないよね的に決めつけて言ってくる)。。アレって何故なんでしょ。
印象的だったのは、食事です。
食べる人、お給仕する人の役割が明確に分けられており、食事時の作法もかなり(敢えて厳しくしているそうですが)です。
普段は家で食器なんか絶対下げたりしないんだろうな的なオジサマが馴れない手つきで給仕をしていたり、音をたてて食事をして、指導役の和尚さんに怒鳴られたりしていました。
多分「司馬遼太郎が好きになる的」な感じで仏教に興味を持ったので「机上の仏教」
に憧れたのかもしれません。
つまり、修行もしてないのに「無とは何ですか」的な質問をしちゃったりするような。
会社では、若い社員に「仏教ってさ」とか説教こいてたのかもしれません。。。
操体で言えば、般若身経ができていないのに「渦状波教えて下さい」というようなものです。
ちなみに、何が言いたかったかというと、操体を学んだ過程で、私自身は三浦先生が体験した「温古堂での修行」を追体験していたので、お寺での修行もそんなにビビらなかったということでした。