おはようございます。
実行委員リレーブログ、今週は友松の担当となります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
先週からパリオリンピックも始まり、何日か後には高校野球の甲子園大会も始まり、スポーツ観戦をする機会が増えてくる。
実際にスポーツをしていなくとも、またスポーツをするのは嫌いでも、スポーツ観戦は好きという人も多いと思う。
スポーツを観戦しながら、ハラハラしたりドキドキしたりする。
この時、脳内では報酬に反応する領域が活性化され、幸福感が高まっているという。
ある研究報告では、スポーツ観戦が幸せや生活の質の向上につながる可能性が、科学的に裏付けられているとしている。
また、海外ではメンタルヘルスケアの一環としてスポーツチケットを処方する取り組みも始まっているという。
確かにスポーツ観戦には、良い面があると思う。
しかし、脳の報酬系の活性ばかりを高めようとしていれば、生命活動のバランスを崩すような気もする。
脳の報酬系の要求ばかりを満たそうとして、からだとの関係性が上手くいかなくなれば、生命活動のバランスを崩すのは明らかだと思う。
身近で解りやすい例として、夜のスポーツ観戦による睡眠不足とリズムの乱れ。
特に今年の夏は外気温が高く、日中は体温を上まわる時もざらであり、からだの負担も大きく、夜はゆっくり休息させてあげたいところ。
しかし、脳の報酬系の求めばかりを優先させていては、そうもいかない。
脳の報酬系の活性化による幸福感だけでなく、からだにやさしい気持ちを向けて得られる幸福感も、生命活動の質の向上には必要だと思う。
オリンピックは4年に一度のことだから、盛り上がりも違うし、ついつい引き込まれて夜ふかししてしまうが、猛暑厳しい折、からだからのサインには気を付けたいところである。