臨床の中で症状・疾患のある人達と向き合っていると「間(マ)」というのがなくなり、からだのリズムが狂ってしまっているように見えます。
呼吸や動きも早くなりますし、それに呼応するように発する言葉も本来在るべきリズムから遠ざかり、早くなってしまっているように感じます。
また自身の経験も踏まえると病んでいる時や疲れている時などは心が常に右往左往してしまい、常に何かに追われているような感覚になります。
わたし自身はそういった時の対処法として食事や動きといったじぶんの意識でコントロール出来ることをとにかく「ゆっくり」行うことを心がけています。
その「ゆっくり」という心掛けによって呼気と吸気のバランスがとれて、からだとじぶんの意識に少しずつ「間(マ)」が生まれてきます。
こういう自身の経験から言えることは「間(マ)」がなくなるということは心とからだに必要以上の圧をかけているということです。
逆に心とからだに適度な「間(マ)」を常に作ることが出来れば、過度なストレスを受けることはないということです。