東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「姿勢と人の間違い」

操体を学び続けている中で一つ習慣になってきたことが人の立ち姿と歩き方を見ることです。

 

 

主に背面からが多いのですが、その人がからだとどのように向き合っているのかがぼんやりと見えてくる。

 

 

姿勢の良し悪しで人の健康状態や生き方の全てを評価することは出来ないが、臨床家として教えてくれるものはとても多いように思います。

 

 

特に背中や膝の裏筋、首といった人が自分の目で見ることの出来ない部位には健康に生きていくためのヒントが多く存在しているように見えます。

 

 

操体の臨床において、なぜ首や膝の裏筋を重視して診ているのか?

 

 

そこには人の生活のリズムの間違いや呼吸のバランスの崩れといった本人が自覚しにくいものの評価をからだがメッセージとして表現しているのではないでしょうか?

 

 

そういった目には確認出来ないからだの部位を普段から意識していくことも人の間違いを正す一つのよい問いかけなのではないでしょうか?