東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

It's automatic.⑥

現代人はネオテニー(幼形成熟)の類人猿霊長類である、という説を支持したい。

 

様々な未熟・成熟により、人間の脳は巨大化していったその理由とは何か。

 

なぜ未成熟な状態で生まれるか。

環境に適応するにはその方が有利だったからである。

 

元を正せば足の親趾こそH OX遺伝子の鍵変化スイッチで、歩き走れる突然変異のせいだと思われる。

 

人間の赤ん坊は全くと言っていいほど自分では何もできない。脳は小さく未発達で、腕や脚、手足の指は成熟した骨というより軟骨に近い。

 

生まれた時はほとんど目が見えず、脳神経系も完全には程遠い。神経系は人生の3分の1をかけて成長を続けていく。

 

頭蓋骨の継ぎ目は生後徐々に閉じるが、なかには30歳でも閉じない例もあり90歳を過ぎて閉じていな痛み例もわずかながら報告されている。

             (続く)