現代人はネオテニー(幼形成熟)の類人猿霊長類である、という説を支持したい。
様々な未熟・成熟により、人間の脳は巨大化していったその理由とは何か。
なぜ未成熟な状態で生まれるか。
環境に適応するにはその方が有利だったからである。
元を正せば足の親趾こそH OX遺伝子の鍵変化スイッチで、歩き走れる突然変異のせいだと思われる。
人間の赤ん坊は全くと言っていいほど自分では何もできない。脳は小さく未発達で、腕や脚、手足の指は成熟した骨というより軟骨に近い。
生まれた時はほとんど目が見えず、脳神経系も完全には程遠い。神経系は人生の3分の1をかけて成長を続けていく。
頭蓋骨の継ぎ目は生後徐々に閉じるが、なかには30歳でも閉じない例もあり90歳を過ぎて閉じていな痛み例もわずかながら報告されている。
(続く)