漢方医学とは、中国医学とも東洋医学とも少し趣が異なる。
日本で進化して独自の発展をしている医学体系のように考えている。
ある漢方医学の鍼灸の達人は、深遠な世界観を詞的に記してくれた。
一鍼(しん)成仏。
一本の鍼を通して、国籍、人種、言葉、概念、理屈などの違いを超えた、
患者と術者の命(いのち)の響(ひび)き合いを生んでいく。
生きていること。
それは、振動していることである。
振動していなければ、
生命現象も成立しない。
呼吸・心鼓動・脳波も、
それがフラットになったときに死を迎える。
養生訓となる原則。
息食動の調和は、
「動」に「感動」も含まれている。
(感動=想念)
病巣が発する痛みの情報は、
交感神経(自律神経)を介して
皮膚に投射される。
このような真髄まで書き記される
業界の先師に心からの敬意を払いたい。
今日の一言:「緑の指」とは、植物を育てるのが上手い人のこと。
植物を生命のあるものだってわかっていて、その願っていることもわかる。
自然に、あくまで自然とそういうことができる人のこと。
2024年秋季東京操体フォーラムは11月23日(土)勤労感謝の日、、ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。
2024年秋季東京操体フォーラム | Tokyo Sotai Forum