臨床を終えて、被験者本人の口からふと、きこえてくる言葉。
「あ、足が軽くなりました」
「からだが軽くなった」
気になっていた自身の症状より先に、何かからだから感じられる変化としての「軽さ」。
軽さを感じることができて、からだが重かったことを認識する。
そういうこともあるかと思います。
この「(からだが)軽くなった」という言葉は操体の臨床に携わる方だったら何度となく立ち会ってきたものだと思います。
今までは、「あぁそういった変化をききわけられたんだな」というような捉え方をしていましたが、この言葉が生まれてくる背景にあるからだの変化は、『操体法の目的』にダイレクトに通ずることではないかと思うようになりました。
重心の不正に変化が起こったこと。
そういった変化の兆しが本人の発する言葉の根っこから伝わってくるように思うのです。
2024年秋季東京操体フォーラムは11月23日(土)勤労感謝の日、、ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。