こんにちは。畠山裕美です。
秋のフォーラムも無事終了しました。
来年は4月29日、11月24日に春秋それぞれ東京操体フォーラムを開催致します。
10月に伺った町田簗田寺のご住職から伺った話です。
曹洞宗といえば皆さん、道元禅師を思い出すでしょう。
曹洞宗は、日本で一番お寺が多いと言われています。
浄土真宗も全派を合わせると同じ位だそうです。
一番多いのは「○○派」に分かれていないからなんです。
その、曹洞宗で、中興の祖と言われる瑩山紹瑾禅師という方がいらっしゃいます。
瑩山禅師は、鶴見の総持寺を開いた方です。
さて、曹洞宗のお寺を「道元さん系」と「瑩山さん系」に分けると、3対7くらいになるそうです。
簡単に言えば、道元禅師は坐禅などを通じて「内」を探究した方。
瑩山禅師は、衆生を救うために「外」を探究した方、と理解しています(私の理解です)
瑩山禅師がなぜ中興の祖と言われるかというと、優秀なお弟子さんを育成し、日本各地に派遣、曹洞宗の基盤を作ったのです。
東北地方に行くと(曹洞宗多い)、曹洞宗だけど念仏を唱えるというところがあります。ざっくり言えば
檀家が「念仏もやりたい」と言えば対応し、「ご祈祷してほしい」と言えばご祈祷にも応ずる(神仏習合などの関係もあるかと思います)、女性の出家者をサポートするなど、信者のニーズを取り入れていったというところです。
で、大事なのは「優秀な弟子をたくさん育てた」ということです。