免疫システムの異常による病気でも、命に関わるようなものもある。
強い免疫抑制系の薬を飲み続けないと生命が維持できないからである。
しかも、免疫異常による病気を抱えたヒトが現代では増えている。
ふと立ち止まって考えてみると、おかしいなと思わないだろうか。
そんな命に関わるような、強い免疫抑制剤やステロイドホルモンを、
飲み続けないと生命を維持できないような病気は、先天的にしてはおかしい。
それは医学の無い時代には子孫を残せなかったわけだろうし、
そのような病気の遺伝子は残っていないはずとも考えられる。
なぜか、現代に増えているのも首を傾げてしまう。
なぜ、そのような免疫異常になるのだろうか。
想像力を働かせてみる。
一つには、人為的に、そして不自然に、「からだ」にさまざまな免疫をつけ、
不必要に強い薬を注入するからではないか、という説も一理ある。
そして、その種類は年々、増えている傾向にある。
人為的に作った、とても偏った強い免疫が、正しく外部の病原体"のみ"に働いて
くれたら良いけれど、免疫システムとはそこまで機械的に正確ではないようだ。
それが、同じ「からだ」の細胞である、血管内皮細胞や大腸粘膜細胞、
皮膚細胞の基底層や毛根細胞の一部を、「抗原」と認識して攻撃してしまう。
原始より救いが成る生命細胞感覚により、
ヒトは「からだ」を介して他人の痛みを共感し、感じとることができる。
ぜひ、想像して欲しい。
「細胞」を「個人」に置き換える。
「病気や死」を「酷使や戦争」に置き換えられることを。
そして、現代の病とはなにか、現代の闇とはなにかを、未来から解き明かそう。
では皆様、良いお年をお迎えください。