ことばは光のようなもの
ことばは風のようなもの
ことばは雨のようなもの
このところ、朝4時くらいには何かの鳥の鳴き声がきこえてきます。
すると、あぁもう夜が明けてくるんだなぁと感じます。
雨が降ったり、風が吹いてきたり、木の葉が揺れていたり、
そういった身の回りの自然が起こす現象のひとつとしてこの鳥の鳴き声も感じられます。
例えば、風が吹いてきたのを感じている、そのときに受け取っている感じと近しいものや同質のもの、とでもいいましょうか。また、鳴き声が自然と重なっている感じや調和している感じともいえるでしょうか。
その素直なひびきをからだで受け取っていると
人間の使っている「声」のことをよく想います。
ふいに窓の外からきこえてくる野鳥の声と同じように、
人間ももう少し自然と重なるような素直な声が出せるのではないだろうかと。