おはようございます。
連日のように続いている猛暑。
熱中症、熱あたり、また冷房病にならないよう、からだにききわけた適切な行動をする事が大切と思います。
また、そうならない為の自身の健康維持、増進も必要です。
自身の健康維持、増進を図るためにも、からだにききわけるという事が大切。
生きて、生活を営んでいるという事は、自分の思考、判断だけで営んでいるのではなく、からだとともに、からだに支えられながら営んでいる。
その生活(生命活動)の大部分を占めるのが、呼吸と動き。
無意識のうちにも、からだがこの2つを適切に行ってくれているから、生きていられるし、人生をたのしめるよう生きられる。
健康を害する要因として、ボディの歪みが挙げられるが、ボディ歪みが正されたとしても、呼吸や動きが不自然であれば、時間の経過、空間との関わりにより、また歪んでくるのは自明の理。
その空間との関わりについては、常に作用している重力というのが重要な意味をもってくる。
重力というのは普遍的なものであり、地球上で生活する人間にとって、地球の重力に逆らった生き方というのは非常にしんどく、エントロピーの増大に向きやすい。
自然体としての呼吸と動き。
これが可能となれば、ボディの歪みなど問題外になる程、健康維持、増進がかなうように思える。
そして、その自然体に不可欠なのが、重力との調和が成る重心の在り方なのではないかと思える。
操体は、創始者の橋本敬三先生の「生体の歪みを正す」という本の題名にもあるように、生活の間違いから生じる歪みを正す事で、健康に導くという事が重要視されてきた。
それと同時に、真の自然体、人が正しいとはどの様なものなのか、という問いかけも長年されてきた。
その問いかけは、橋本敬三先生の遺志を継いだ三浦寛先生により、今まさに実してきたと感じる。
それが、「重心の適正化」「呼吸の適正化」「正当なからだの使い方」という事なのだと思う。