東京操体フォーラム 実行委員ブログ

操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

「からだとじぶんの間にあるもの ~その5~」

先月の初旬位から再度リウマチの症状に悩まされてきましたが、治療薬を飲むようになりだいぶ痛みは落ち着いてきました。

 

 

正直、治療薬のからだに大きな負担がかかることを身に染みていたので薬に頼らず治療していきたいという想いがずっとありました。

 

 

しかし実行委員の先輩達から現代医学と操体を併用していくことも大事だというアドバイスを頂いたことで薬による治療も行っています。

 

 

 

個人的な感想になりますが、この1ヶ月現代医学の治療を続けてみて感じたことメリットとデメリットがあるということです。

 

 

例えば薬を飲み続けて感じることは確かに痛みが消え、からだは楽になりますが、それに依存してしまうことで失われてしまうものがあります。

 

 

1つはからだの素直な感覚、もう1つはそれに頼りきってしまい自己責任に対する意識が薄れてしまうということ。

 

 

また先日書いた意欲の消失もその1つのように感じます。

 

 

それに対し、操体は現代医学で失われつつあるものを取り戻す問いかけをしているように感じますが、その土台を作ることにおいては現代医学の手を借りなければならないこともある。

 

 

どちらが良くて悪いのではなく、互いが互いのメリット、デメリットを認め、足りないものを補いながら共存していくことが未来の医学には必要なことではないだろうか?

 

 

薬の治療をあまり受け入れられなかったじぶんも、これからは考えを改め、からだに必要なものは全て素直に受け入れていこうと思います。