東京操体フォーラム 実行委員ブログ

操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

処暑の候より・・・5。

おはようございます。

 

今が旬の茄子も、今年は産地で高温、小雨の為に、規格を満たせないものが多くあるという。

茄子は高温性の作物だが、35度を超える気温が続くと、生育障害が起きやすくなるのだという。

確かに今年の8月は、35度を超える日が続出していた。

その影響か、味は変わらないのに、見てくれが良くないという理由で出荷出来ないものもあるという。

 

「ぼけナス」と呼ばれる茄子も、その一つ。

ぼけナスとは、果皮の光沢がなくなり、消し炭状のぼけが生じている茄子の事。

黒々とした艶がなくなり、紫色が勝る様な感じの見た目。

高温や土壌の乾燥によって、吸水量以上の果面蒸発量がある場合に発生しやすくなるのだそう。

 

ぼけナスでも、味は変わらないという。

調理してしまえば、わからなくなるだろう。

しかし、よくよく生で食べ比べてみれば、黒光りした茄子の方が、ほどよい水分で食感も良く美味しいように感じる。

また、黒光りした茄子の方が日持ちも良いという。

 

しかし、比べるから、自分に向いた都合のいい面だけで比較対照するからいけない。

ぼけナスでも、この過酷な環境を生き抜いてきた立派は野菜であり、それは良いものなのだ。

黒光りした茄子も、見栄えや日持ちも良く、それも勿論良いものなのだ。

どちらも良いもの。

どちらかが悪いという訳ではない。

 

そういう捉え方、考え方も、これからの時代に必要だと思う。
また、その方が有難さが感じられやすくなるし、幸福感にもつながると思うのです。