東京操体フォーラム 実行委員ブログ

操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

処暑の候より・・・6。

おはようございます。

 

ここのところ、少し涼しくなってきたせいか、田んぼに沿った道を歩いていると、赤トンボの集団を目にするようになりました。

 

なかには、ちょっかいかけてくるのもいる。

これが結構素早くて、手で追い払ってもハラリとかわされ、ヘリコプターみたいに空中に留まり、また頭の上を飛び回ったり、乗っかってこようとする。

からかわれているような気分になるが、その遅そうに見えて素早い動きには脱帽です。

 

トンボは空中での素早い動きもさることながら、動体視力も良いという。

トンボは「トンボの眼鏡」という歌に形容されるように、六角形の小さ目が1万~3万集まって、昆虫の中でも最大級の複眼と呼ばれる目となり、大きな眼鏡をかけているような姿をしている。

この大きな複眼のおかげで、複雑な動きを予測する動体視力を発揮し、空中を飛ぶ獲物を捕えているのだという。

 

そして、この他にも複眼と複眼の間の、頭の真ん中あたりに単眼と呼ばれる小さな目が三つあるという。

この3つの単眼は、光の明るさ暗さを感知し、水平感覚に関与し、真っすぐ飛ぶことを可能にしているのだという。

 

複眼と単眼。複眼の機能が注目されがちだが、単眼も凄いと思う。

単眼があるから、高性能な複眼の機能を活かせる。

単眼が水平感覚に関与して姿勢を保てるから、複眼の高度な動体視力を活かした素早い動きにつなげられるのであり、バランスを崩すことなく、生きていられる。

そうでなければ、高性能な複眼も宝の持ち腐れであり、退化してしまっていたであろう。

 

この空間で生かされて生きるという、生き方生かされ方がしっかり身についた上での、高度な動体視力と素早い動き。

何事も、元がしっかり身についてこそであり、その上での高度な能力なのだと思います。