おはようございます。
今年の夏は暑すぎたせいか、8月中は蝉をはじめ虫たちの鳴き声が、あまり聞こえて来ませんでした。
しかし、9月に入ってからは連日連夜、今までの鬱憤を晴らすかのように、秋の虫たちの鳴き声が大音量で聞こえてきます。
この地球で、最も繫栄している生物は昆虫だと聞いたことがある。
この大合唱を聞いていると「そうだろうな」と思えてくる。
それはそうと、昆虫は私達がよく目にする成虫だけが、昆虫の姿ではない。
蝉に例えれば、昔から七年七日という慣用句があるように、幼虫として土の中にいる年月の方が圧倒的に長い。
では、蝉の幼虫は土の中で何をしているのだろうか?
木の根っこから樹液を吸って成長する為の栄養を摂っている、というのも勿論ある。
しかし、栄養を摂れば育つというものでもないであろう。
地中の自然の中で、栄養を摂り、様々なものに支えられながら、生かされて生きるという事を、自然から学んでいるのではないだろうか?
学びながら、脱皮を繰り返し、成長していく。
人間だって、栄養を摂れば勝手に細胞分裂して、成長するというものでもない。
まわりの人達、様々なものに支えられ、教えていただき、可愛がってもらって、そして何より自然界に元々在るものや、その摂理によって成長する。
蝉は成虫になってからの命は儚いが、人間は成人してからが長い。
人生50年から80年、100年と言われるようになり、幼虫から成虫になる蝉の生涯とあべこべになるくらい、どんどん成人してからの人生は長くなっている。
平均寿命が長くなった分、健康寿命も伸ばさねばならない。
誰しも、成長するにつれ、社会の一員として、どう生かされて生きているかについて、頭で学んで、考えた行動するようになる。
それも大事な事なのだが、それだけだと社会の枠組みの中だけで右往左往してしまい、精神的にも身体的にもストレスを抱え込みやすくなってしまう。
社会の枠組みを超え、生命として自然にどう生かされて生きているのかを、からだをつうじて学ぶ必要もある。
そして、からだから学んで得たものを生活習慣から社会生活へと役立てていく。
そうした脱皮も必要なのであり、そうした脱皮を繰り返して成長するほど、平均寿命だけでなく健康寿命も伸ばせると思うのです。
一週間のお付き合い、ありがとうございました。
来週は畠山裕美先生の担当となります。
どうぞ、おたのしみに。