第6日:回復への自然治癒力
今日は、歪みや滞りを自然に回復へと導く
方法についてお話しします。
多くの人は「悪いところを力で矯正する」
ことを頭で考えがちです。
しかし、からだは自然の一部。
無理やり押さえつけると反発が生まれ、
根本的な解決には至りません。
「操体」の捉え方、「操体法」では、
からだを無理に動かすのではなく、
「きもちのよさ」に寄りそうように、
ゆっくり、ゆっくりと動かすことで、
感覚を大切に「からだ」を主体とした
自然な調整を促します。
それは、流れが滞った川に、
自然に調和して回帰できるよう水路をつくり、
流れに渦を生みだし、自然に水が流れ出す如く
助けることで、間に合うように介助します。
人には本来、自然治癒力があります。
その快復力を邪魔せず取り戻すのは、
健康を保つ最もシンプルで確実な方法です。
くどいようですが、
人のからだには本来、生命力として子々孫々
自然治癒力 が備わっているのです。
ですから、歪みや滞りが生じても、
「からだ」は自ら回復しようと働いています。
りきむ運動でなく、「ながれ」を邪魔せず、
むしろ後押しできる「うごき」。
これが、「からだ」を健やかに、全身の皮膚をしなやかに保つの方法なのです。
今日のまとめ
歪みや滞りは、
運動のような力ずく戻すものではなく、
からだの自然な快を導き、引き出すことで回復
を促させるのが本筋です。
明日は、この一週間のまとめとして
「自然と調和した生き方」について、
お話しします。
2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替にルーテル市ヶ谷センターで開催致します。
テーマは「解禁・新重心理論」です。おたのしみに。