なかなか継続して何かに取り組むことが苦手な性分なのですが、そんななかでも眠る前や目覚めた後に心がけるようにしていることがあります。
居間の箒掛けがそのひとつなのですが、これがやってみると不思議に感じることがあります。
見た目にはそんなにゴミが落ちているような感じがしないとき、忙しくしている時など「今日はやらなくていいかな」と思ったりもするのですが、それでも箒をかけてみるとだんだん塵やホコリや髪の毛などたまってきてちりとりにはそれなりのものが集まります。
僅かな時間で結構たまるものだなぁと毎回感じるのですが、そうして集まったものへの驚きとともに、なんとなく、でもあきらかに空間が変化していることが面白いのです。
箒掛けをしたあとの空間を前にして、
なんとなくの変化というのは、例えば空間が清浄な感じがするなぁというもの。
そして、あきらかな変化というのはその空間で呼吸がしやすくなっている感じがするというもの。
どちらの変化も興味深く、不思議な現象です。
毎回のことですが、箒掛けをする前にはこういった変化が起こる事は忘れてしまっているのではないかというくらいな気持ちがしてしまいます。
そんな風に忘れてしまっているような自分のときには、キャッチできていないものがある。そんな実感が重なると一日を送るなかで、なにか自分自身のモードのようなものが度々変わっているのではないか、とも感じます。
でも、やってみればたしかに感じることなのです。
目にみえるものを頼りにしているような自分自身から、目にみえないけれどもたしかに感じられることが素直に感じられている自分自身に切り替わるような瞬間。そのきっかけとなるようなことはどんなことでしょうか。
いろいろ素直にやってみるということを繰り返しながら、そして自分自身の呼吸なども頼りにしながら何か目にはみえない見落としている大切なことを感じていければと思うのです。
一週間のお付き合いありがとうございました。
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