おはようございます。
道端にコスモスを見かけるようになりました。
白やピンクや紫、風に吹かれて、ほんわか揺れている姿が、何とも可愛らしい。
コスモスという花の名は、宇宙の秩序や調和と関係しているといいます。
風に揺れている花を手で押さえて、動きを止めて見れば、同じ形をした花びらが規則正しく並び、円をつくって花になっています。
これは、止まった状態の花単独での秩序や調和の様子。
しかし、心が動かされるのは、この時季の澄んだ空気の中で揺れ動く、ほんわかした可憐で美しい様子。
これも、調和のかたちだと思うのです。
コスモスは可憐な見た目ですが、実は強い植物だともききます。
茎は上にいくほど、細長く華奢に見えます。
そして、花びらは、横から見ると上へ緩やかにカーブしています。
これが、風が吹くとほんわか揺れる秘密なのかもしれません。
まわりの自然環境に逆らって、自分自身を固めて守ろうとするのではなく、順応して柔軟に動いている。
そして、それを支える下の根っこはしっかり地面に根を張っている。
そうしたバランス。
そうした強さ。
そこから空間との調和が生まれ、自然に溶け込むようなほのぼのした動きを伴った、可憐で美しい姿を、そこに感じると思うのです。

2025年秋季東京操体フォーラムは11月24日(月)勤労感謝の日振替日にて、ルーテル市ヶ谷センターで開催致します。
今季テーマは「解禁・新重心理論」です。