東京操体フォーラム 実行委員ブログ

操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

最果ての現在②

皮膚はからだの境界であると同時に、世界との出会いの場でもあるのではないでしょうか。

目は遠くを見ることができますが、皮膚が知るのは「腔間」です。

危険も、安心も、暖かさも、恐怖も。私たちはまず皮膚でそれを受け取り、そこから感覚が動き出す。

そう考えると、皮膚は単なる壁ではなく、むしろ世界と交わるための入り口のようにも見えてきます。

では、皮膚は「からだの意識」なのか、それとも「自動的なもの」なのか。もし内側だけが自己なのだとしたら、なぜ皮膚が傷つくと「私が傷ついた」と感じるのでしょうか。

もし外側だけが世界なのだとしたら、なぜ誰かの手に触れられると「心地よい」と思うのでしょうか。

境界線のはずの場所が、なぜこんなにも感覚に直結しているのか。境界は隔てるためだけのものではなく、意識的なものとからだを繋げるためのものなのかもしれない。

 

操体法の新重心理論(導入編): 非対称から診た操体法の再生と天望

操体法の新重心理論(導入編): 非対称から診た操体法の再生と天望

  • 作者:三浦寛
  • 一般社団法人日本操体指導者協会・人体構造運動力学研究所
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