東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

アカシック・レコード

いよいよ最終日となりました。東京は今週一週間雨模様でした。明日からは晴れるようですね。
何だか今回は一週間『不思議ちゃん』になってしまいました(笑)
自分が実際に見聞きしていること、それだけが本当なのか、たまに考えてみるのもいいものです。

アカシック・レコード
アカシック・レコード(Akashic Records)とは、宇宙や人類の過去から未来までの歴史全てが、データバンク的に記されているという一種の記録をさす概念。アカシャ (akasha) とはサンスクリットで「虚空」、「空間」を意味する。この概念は非常に面白いと思っている。

★眠れる予言者
中谷実行委員の日記の中に出てきた、ケイシーの名前を聞いて、久しぶりにケイシー関係の本を開いてみた。丁度私がこの世界に本格的に足を踏み入れたのが、今から約20年前の事だ。その頃は手技療法に関する書籍を読み漁っていて、当時の私の本棚には夥しい数の関連書籍が並んでいた。生活を変えて引っ越しをした時にその殆どは売ってしまったのだが、大事な本は保存してある。記憶をたどると、私の『手技療法系』は、中学生の頃、父親が会社の健康保険組合の配布品で『足のゾーン・セラピー』というのを貰ってきたのも一つのきっかけだった。今でこそ「足ツボ」とか、「リフレクソロジー」という分野は確立されているが、その頃はまだそれほどポピュラーではなかった。
今、改めて思い出したが、私がヨガとか足のゾーン・セラピーに10代始めの頃から興味を持っていたのかと言えば、なんだかあまり丈夫ではない(元気一杯ではないが、病気がちでもない)という感じだったので、色々試してみたのだと思う。また、10代の頃は精神と身体がどうもアンバランスというか、心は元気でも身体がついていかない、というような感じでもあったかもしれない。

その『足のゾーン・セラピー』の先生は、実はケイシーの研究家であることを知ったのは、大人になってからのことだったが、そういうわけで。一時ケイシー関係の本を買い漁り、読みまくったのである

http://tamabook.com/SPNE/shop.cgi?iframe=./shop_html/home.html&height=700

エドガー・ケイシーとは『眠れる予言者』と言われている。予言者、あるいは心霊予言者と言ってもいいだろう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%BC
(以上wikipedia

19世紀後半にアメリカはケンタッキーに生まれ、1945年に亡くなっている。普段は写真屋を営む敬虔なクリスチャンだが、催眠状態に入ると、アカシック・レコードと交信することができ、様々なリーディングを残している。
身体的な悩みに対して、解決、治療法を示したものが「フィジカル・リーディング」、人生の悩みに対して助言の「ライフ・リーディング」が残されているが、「ライフ・リーディング」とは、人間の魂は輪廻転生を繰りかえし、人生で起こる悩みや問題は、前世との因果関係を知ることによってその解決の糸口が得られるというもの。その他に、アトランティスは大西洋に存在し、高度な文明を保っていた、というような歴史的なリーディングもある。ケイシー自身の信仰からは、にわかには受け入れがたいような情報がアカシック・レコードから催眠中のケイシーを通じて語られたのである。

ちなみに、メガネのせいかもしれませんが、うちの日下実行委員を見るとケイシーを思い出すのは私だけでしょうか(笑)

なお、ケイシーのフィジカル・リーディングに沿った治療法を行っているところもある。興味深いのは、からだの歪みと食事と排泄、体操、心の平安(祈りや瞑想など)が語られており、操体の『息食動想』にもリンクしてくるということだ。この療法を『ケイシー・レメディ』(ケイシー療法)とも言うが、このレメディの処方は、アカシック・レコードから伝えられたものであり、ケンタッキーの田舎の信心深いクリスチャンの写真屋のアイディアではない。

真実は、色々な伝わり方をするが、事実は一つである。
違うけれど、同じ事を言っている。
そんなことを思った。

なお、日本でケイシー・レメディをされている福田高規氏は、操体法東京研究会の講習を終了した我々東京操体フォーラム実行委員の先輩である。この話を師匠、三浦寛先生から伺って

『やっぱり不思議だ・・・・』と思った。

新版 エドガー・ケイシーの人生を変える健康法

新版 エドガー・ケイシーの人生を変える健康法

なお、最後に一言書いておきたいのは、私は常に『不思議ちゃん』(横軸)の軸と、『理性ちゃん』(縦軸)の軸のバランスを取って生きたいと思っていること。
これは『右脳ちゃん』『左脳ちゃん』とか『男』『女』と言ってもいいかもしれない。『東洋医学』と『西洋医学』もそうだし、『デジタル』と『アナログ』もそうだ。片方を切り捨てるのではなく、交わるところの存在も大切にしたいと思っている。

それでは、一週間ありがとうございました。

明日からは、島根の福田画伯(猫と精力剤の話では果てしなく盛り上がる??)です。よろしくお願い致します。

なお、フォーラムへのご参加、引き続きお待ちしております。

http://www.tokyo-sotai.com/


畠山裕美