東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

The 2009 秋季東京操体フォーラム

お久しぶりでございます、出雲の住人福田でございます。今週一週間何卒、宜しくお願い致します。
いやぁいよいよ来週に迫って参りました、気もそぞろと言いますか落ち着かないと言いますか・・
特に今回は自身も発表という大役を戴いておりますので、尚更、挙動不審な福田です。
しかも今回の秋季フォーラムは2Daysという事で盛り沢山の内容となっており、操体の道を志す方のみに限らず、楽しめる内容となっております。
特に今回の目玉は二人のBIGゲストによる特別講演です。お二人共に甲乙付けがたい位のビッグネームですので、
当然の事ながら二日通しの参加が最高です!やはりフォーラムは流れで作られていますので、一日だけとかでは良さは半分。。。
いや・・やはり二日通して是非!操体のAtoZを体感してもらいたいと思います!


因みに特別講師の先生は初日が柳生心眼流 竹翁舎 主催の島津兼治先生
二日目はContemporary Artist 南画家の大家である田中稲翠先生のお二人です。
稲翠先生に関しては私が拙いご紹介をするより、以前のブログで三浦理事長が稲翠先生との事を書いておられますので、
そちらを参考にして戴いた方が稲翠先生の人となりが解ると思われます。


初日に御登壇戴く島津先生に関しては実を言いますと私がここ数年の中で、お会いしたい方、お話を伺ってみたい方NO.1の方でした。
恥ずかしながら初めて島津先生を知ったのはお馴染み?『月刊秘伝』でした。
“最後の武人”であるとか“日本古武道最後の生き証人”とか先生に関しては呼称が大変多く、その形容のどれもが『Last Samurai』と賞賛しています。
個人的には先生が以前、発刊された『甲冑拳法柳生心眼流を古書店やらで捜すも中々見つからず、復刊ドットコムに思わず復刊希望を出した経緯もあり・・・
それと何と言っても、私の様な千葉真一神!的な人間にとって“柳生”と聞いただけでも敏感に反応する上に、何やら“裏柳生”に通ずる匂いも漂い、妄想半分暴走しそうです・・・

Wikipediaによると柳生心眼流は戦国時代、羽州庄内出身の開祖羽州帯刀が神眼流を開き、これを奥州仙台の竹永隼人が学んだそうです。竹永隼人は神眼流・首座流・神道流・戸田流を学んだ後、江戸に出て柳生但馬守より柳生新陰流を学び柳生心眼流を開いたと伝えられているそうです。
これも諸説有る様で、開祖も同じ柳生新陰流“鍵屋の辻”の仇討ちで有名な『荒木又右衛門』を開祖とする説もある様です(荒木又右衛門のお墓って島根のお隣鳥取県に有るんです)。
ここでもキーワードは奥州仙台・・・( ̄― ̄)ニヤリッ 橋本敬三先生もヒョッとしたら何らかの形でご縁が有ったのではないかなどと、操体も源流を遡っていくと・・・更に妄想が加速しそうなので、この辺りで止めときますが、島津先生には『月刊秘伝』にも取り上げていらっしゃった、戦国期の甲冑武者の戦場での歩法とか、武人の身体の使い方など聞いてみたい事が様々有りますので楽しみ爆裂です。

それ以外にも特にフォーラム初日の懇親会はフォーラム初日の目玉と言っても言いすぎではなく、講習の時の話とは又違った意味での各実行委員や先生方の生の声が聞ける最大のチャンスでもあります。この懇親会で操体の何たるかが解ったという方も少なくありません。
懇親会の席だからこそ聞ける話であったりとか、懇親会だから話せる事も沢山ありますので、色々な方の考えであったり思いを吸収して戴きたいと思います。
兎に角内容盛り沢山の2009秋季東京操体フォーラムCOUNTDOWN Weekの今週ですので、もう暫くお待ち下さい!それでは今週一週間お付き合いのほど宜しくお願い致します。


福田勇治