私が操体を勉強して「これは人生の役に立っている」ということをいくつかご紹介したいと思います。
★「易」に出会った
橋本敬三先生は、桜沢如一師の「無双原理」という本を紹介していらっしゃいます。
この本はしょっぱなから桜沢師が子供の頃、お祭りの夜店で易者に占ってもらい「女難の相がある」と言われ「ジョナン、って何ですか」(畠山の意訳です)というような話で始まります。
易を勉強すると、操体にとてもご縁がある「8」という数字がかなり出てきます。
私自身は、後輩にも易を勉強することを勧めています。
★人と比べないという選択肢があることがわかった
私はプロの占筮家(易者)としても活動していますが、人の悩みの多くは、自分と他者を比べて悩む、あるいは、人にどう思われているか気になる、ということです。
勿論これを完全に克服することは出来ませんが(一歩間違うと自己中な人になる)、その辺りはよくわかってきたような気もします。
★嫉妬の仕組みがわかった
操体の勉強をしていくうちに「嫉妬」の仕組みが分かってきました。操体の理論や教えの中に「嫉妬」に関するものはありませんが、長年操体を勉強していると、あきらかにわかります。
嫉妬というのは「自覚できる嫉妬」と「発作のように無意識に起こる嫉妬」があります。
そのさばき方が分かっただけでもすごい収穫です。
2023年秋季東京操体フォーラムは、11月23日に開催致します。