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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

陰陽~その2~

瀧澤 一寛(たきさわ かずひろ)

丸暗記勉強法で試験は乗り越えましたが

実際に現場でクライアントの「からだ」を診て

「ふむふむ、陰陽五行論からすると」なんて

弁証論治に至るのはまだまだ先の話。

 

バラバラだった暗記項目を理論の中でつなぎ合わせて

なおかつ、理論を実際に使える状態にもっていく為には

やはり実地経験が必要でした。(なんでもそうですね)

 

時間をかけて単語が理論の中で繋がってくると

少しずつ「陰陽」に対して面白みを感じるようになってきました。

 

「『陰陽』ってそれぞれの枠に事物をおさめて終わりに

するんじゃなくてそれが絶え間なく変化するのか」とか、

「人の『からだ』も陽的なはたらきが強まる時間帯があれば陰的な

はたらきが強まる時間帯もあるのか」とか、

「陽が強くなって陽に傾くケースがあれば、陰が弱まって相対的に

陽に傾くケースもあるのか」とかとか。

 

「陰陽」の対立、依存、消長、転化のはたらきが繋がってくると

なんとなく「東洋思想では人も自然界も含めた世の中の出来事は

『陰陽』のはたらきによるものなのね」とイメージ出来るように

なってきました。

 

しかし、それがイメージ出来てきても「治療の際にどのように活かせば

よいのか」が今一つで結局「取りあえず、暗記したツボ(経穴)に鍼や

お灸をしよう」とか「『陰陽』は置いておいて凝っているところを取穴

しよう」といった具合に臨床がスタート。

 

いくら三年間学校に通っていても丸暗記の勉強じゃ、多少人の

「からだ」に触れることは出来ても(一応、筋骨格の知識は頭に

入っているので)、目の前の「からだ」が「陰」に傾いているのか、

「陽」に傾いているのか、はたまた相対的に見て「陰陽」のバランスが

どんなふうになっているのかまでは分かりません。

 

いきあたりばったりの治療に「こりゃいかん」と痛感していました。

 

2015年冬季東京操体フォーラム 12月5日(土)6日(日)二日間開催決定

詳細は東京操体フォーラムHPをご覧下さい