香さん、一週間爽やかな風をありがとうございました。
今週は瀧澤がお送り致します。
鍼灸マッサージの専門学校に通い始めの頃。
「東洋医学概論」の授業で耳にした「陰陽論」。
それまでなんとなく「陰」的なイメージと「陽」的なイメージが
湧く程度だった私が初めて詳しく「陰陽」に触れた瞬間でした。
この「陰陽論」と「五行論」を組み合わせた「陰陽五行論」が
東洋医学の根幹を成す思想、哲学だということを知ったのも
その時です。
(日下実行委員が詳しく書いてくださっていましたね)
ただ残念ながら在学中はひたすら丸暗記の勉強法でしたので、
「陰」に当てはまるものは「昼」、「夏」、「南」、「熱」…
「陽」に当てはまるものは「夜」、「冬」、「北」、「寒」…
といった具合に、対になる事物を書き出しては覚えるスタイル。
少し進んで
「手足にそれぞれ三陰、三陽がある?ええと、手の太陰肺経でしょ、
手の陽明大腸経でしょ、足の陽明胃経でしょ、それから…」
という感じですからね。
これじゃ、思想、哲学どころじゃない(笑)
「陰陽」が万物に通じていたり、全ての現象に繋がっている
なんて、本当に気づき出したのはもっと後になってからのことです。
「陰陽」の相互のはたらきである「対立」、「依存」、「消長」、「転化」
でさえ名称丸暗記ですから、
問1. 次の中から陰陽の特徴ではないものを一つ選びなさい
1.対立 2.依存 3.固定 4.転化
「3.固定だ!」と答えられても、中身はけっこう怪しいものでした。
まあ、暗記したおかげで試験に合格して資格が取れたのですから
それはそれで良しなんですけどね(笑)
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