次に、陰陽論から考えてみたいと思います。
よく、陰陽虚実という言葉が使われますが、
虚は、徐々に気が消耗されたことで、何よりもその補給が必要な状態です。
実は、ムリをして過労になっているので、休息しなければならない状態です。
そして、人体には、虚の部分と、実の部分とが混在しています。
実は陽であり、目に見え、身体のコリや固さ、症状、痛み、異和感(違和感?)、苦悩として自覚されます。
虚は陰であり、見えにくく、かくれています。足りない、手にとれないものです。
古典には、陽は外に在りて陰の使いなり 陰は内に在りて陽の守りなり
という言葉があります。
陰の支えあってこそ、陽は活動できるのです。
また、濁陰は沈み、* 清陽は昇る
そして 陰は上り、陽は下る
とあります。
陰と陽は分れますが、そのままではなく、交流するということです。
2020年秋季東京操体フォーラムは11月23日(月)勤労感謝の日 オンライン(zoom)開催致します。テーマは「操体法クロニクルズ」他。
登壇 三浦寛、半蔵、岡村郁生、瀧澤一寛、三浦寛幸、寺本雅一、畠山裕美他