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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

陰陽~その5~

瀧澤 一寛(たきさわ かずひろ)

「陰陽」というと東洋医学の専売特許のような

感じもありますが、操体にも「陰陽」はあります。

 

東洋医学(特に中医学)のように弁証論治といって

細かく証を立てて、それに基づいて治療法を決定したり、

この人は「陽性」、この人は「陰性」というような診方

をするわけではありません(もしかしたら個人的なバックボーンで

そういう診方をされる先生もいらっしゃるかもしれません)。

 

どちらかというと方法として「陰陽」を用いるのではなく

「からだ」との向き合い方の中に「陰陽」が含まれている

といった方がよいかもしれません。

 

「変化を変化として受け取る」

 

これが操体の「診断」だと思っています。

 

操体には操者がクライアントに直接問う「問診」、

操者が主体となって形態的変化を観察する「触診」、「視診」、

クライアントの「からだ」に問う「動診(感覚分析)」、「極性のききわけ」、

そして空間を介して触れずに問う「息診」があります。

 

これらの「診断法」を適宜用いて、目の前の「からだ」が

見せてくれている「現象」をまるごと受け取ります。

 

「陰陽」のはたらきは相互に対立、依存、消長、転化し、常に

変化する「現象」を作り出します。ということは「陰陽」の

はたらきのお陰で診断・治療が可能になるとも言えます。

 

鍼灸治療を行っていた時とは違った角度から、

今一度「陰陽」を捉え直すと、治療の「やり方」の前の

自分自身の「あり方」が一皮も二皮もむけてくるような

そんな感じがします。

 

まだまだこれからですけどね。

 

2015年冬季東京操体フォーラム 12月5日(土)6日(日)二日間開催決定

詳細は東京操体フォーラムHPをご覧下さい