今年の12月に絶滅していたと思われていたクニマスが、
西湖で発見されたというニュースがありました。
ワタシのバイブルである釣りキチ三平の平成版1巻には、
このクニマスに関する話が載っています。
クニマスはかつて秋田県の田沢湖のみに生息していた魚でしたが、
電源開発と農地開拓という国策のもとに玉川の強酸性水が注ぎ込まれて
絶滅してしまった魚だったのです。
しかし、他の湖にクニマスの卵が放流されたという史実もあって、西湖もその1つ。
漫画の中では一平じいさんが若いときに放流した秘密の場所に、
クニマスがうじゃうじゃ泳いでいるといった話でした。
そんな話が現実のものとなったのです。
さすがは矢口高雄大先生。予言的中です。
面白いのは西湖の漁師さん達は今までクニマスをクロマスとして、
普通に捕っていたらしいのです。
今まで誰一人気づかなかったのはある意味凄いことですネ。
灯台下暮らしってところでしょうか。
そのうちに、じいちゃんが山で拾ってきたポチがオオカミだったとか、
ばあちゃんが畑でいつも見ていたのがツチノコだったとか、
日下実行委員がレインボーマンだったとか、あるかもしれないです。
クニマスの発見は70年ぶりだそうですが、
橋本先生は「自分は60年先のことをやっている」と言われていたそうです。
つづく
中谷之美
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