昨日は三軒茶屋に朝八時集合、そして月に一度の実行委員勉強会。
三浦理事長と実行委員、学ぶ空気、気付きの確認、緊張ある学びはいつでも有り難いものです。
感謝できる意識は気付くこと。真理を知ることでもあります。
学び取ろうとする意識、それは何かを感じ取るためにあり、その結果として感覚器官はあります。
では、「見る」と「観る」の違いは何でしょうか。
人間の目というのは外界を見るとき便利のために外に向かい(=見る)、
目が内側に向いている(観る)人は、あまりいないものです。
大概において、外ばかり見てしまうものなのでしょうね。
確かに集中しているようでそうでもないとき、周りのことが気になって仕方ないときには、
視線が定まらずキョロキョロするか、一箇所を食い入るように見つめてしまうものです。
視覚を用いて目的と成す言葉には色々あっても、そう一般的でないのが『目線』です。
『目線』という言葉は『操体用語』です。
『操体用語』とは『操体』および『操体法』を理解し、学ぶうえで欠かすことのできない言葉なのです。
『目線との相関性』とは、『般若身経』に欠かせない相関性の一つとしてあります。
それは視線と異なります。視線では認識目標となる対象は点であり、
目線のとは、流れを識別することを目的にしているからです。
こんな感じでフォーラムに初めて参加する皆さんは驚くことも多いでしょうね。
そのまんまで、『操体』そして『操体法』を、直に感じてもらいます。
特に今回は参加型ですから、実行委員の『操体法』をを見てから観る、受けて体感してみる、
今まで十年以上行わなかった参加者体験、いや〜本で読んだだけの『操体法』の実際に遭遇できるのでお得です(笑)
さて、「『第一分析』を習う前のポイントをおしえてヨ〜」と、天の声も聞こえてきました(笑)
それでは操体法『第一分析』を行う上で忘れてはいけないこと。
まず操者(操法を行う者)となる場合に大切なのは、
動診や操法の介助に必要な程度の『重心安定の法則』に、適っていること。
重心の安定があってこそ『第一分析』の比較対称の動診「楽」の問いかけも可能となります。
そして、実際に「楽」を問いかけて操法を通す場合において、
操者側の責任として、操法中の動きに適う程度の『重心移動の法則』は必要ですね。
その上で『連動の法則』も学んでおいたほうが自然法則に適うのです。
要するにポイントは、『からだ』の使い方・動かし方の自然法則を実感して学び通すコト、ここがスタート地点です。
今回の春季フォーラムでは、華麗なる第一分析?を行う実行委員の手ほどきを、
なんと言っても、直接指導してもらえるチャンスなんですから。
(いや、正直(ここだけの話)実技指導もレベル高いッ!なんと言っても実行委員ですからね)
そうそう、臨床上では書籍『万病を治す妙療法』(橋本敬三著農文協)に記載してある、
「動かすコツ、動くコツ」ってのも理解できたら理想ですね〜。
エッそれはなにかと訊いているんだって?
だ・か・ら、それは『般若身経』なんですよ。
お金を払ってタダ来るのでは勿体ナイ・・少し予習して、準備する意識も大切に。
そうか!と気付いて、今日も『からだ』に、あなたに、ありがとうございます。
岡村郁生
2012年春季東京操体フォーラム研究会は4月22日(日)東京千駄ヶ谷津田ホールで開催致します。
[]上もいいけれど下も観てね〜。