東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

1、「引き受ける」という感性

先日、畠山先生からご紹介いただいた
美〜「見えないものを見る」ということ〜
福原 義春 著 (PHP新書

を拝読し、感銘を受けました。
気に入った言葉をお皿に戴いて、味わってみたいと思います。


1、「引き受ける」という感性 

『日本という特別な気象条件、地理的条件、その中で日本人が生きてきた生活の形態から出てきたものが、日本文化ではないだろうか。』

と仰っていますが、私も全く同感です。

芭蕉のあたりまでは、人間が自然をすべていったん引き受け、そのときに体から出てきた反応を言葉で表現していた。』

そうなんでしょうね。確かに、現代人からは出て来ない感性語が見られますね。


ところで、東洋医学では、夏の養い、冬の養いという考え方があります。夏の暑い時には毛穴をしっかりと開いて汗をかく、冬の寒い時には毛穴をしっかりと閉じて毛を立てる。これが、それぞれ反対の季節の備えとなる。自然に即した自律神経調整法だったのです。