東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

2、古い言葉が忘れられている

『日本人は、昔から四季による自然の変化に敏感で、自然との触れ合いの中で、言葉も豊かに発達させてきた。』

『こういう自然の気配を敏感に感じ取る力や感じる機会が、日本人から失われているから、言葉が消えてきたのだろうか。あるいはこういう言葉が語られなくなったから、感じる力が落ちてきたのだろうか。おそらくその両方だろうが・・・』

私の気に止まったのは、『雨の名前』という本に載っている「利休鼠の雨」という言葉です。利休鼠とは、茶人千利休が好んだと言われる緑色がかった鼠色のことです。

そんな雨空から、ポツリポツリと雨が降って来る・・・何とも風情がありますね。浮世絵で見た事がある様な・・・昔、京都洛北の竹林の端を歩いていた時に、お目にかかった事のある空模様・・・だったような。