最近の住宅は和室がない建物も増え、床の間がないことも多いようですが、旅先の旅館で、床の間を目にすると豊かさを感じます。
華や掛け軸も美しいのですが、その床が掛け軸や華によって、より際立っていることです。華が主になっているようだけれども、実はそのまわりの間が主になっているのです。
この空間のエネルギーには、いつも魅了されます。
話は変わりますが、先日、「古都」という映画を見てきました。川端康成の名作「古都」を映画化したものです。
京都で呉服店を営む家族のお話ですが、着物や茶道などを観ながら、美しいなあと心が豊かになりました。