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東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

こころその3

 佐助が担当するブログ4日目です。よろしくお願いします。

 こころの大脳辺縁系にふれてみたいと思います。大脳辺縁系は、僕達すべての情緒活動の中心となる場所です。愛情、怒り、抑圧、そして恐怖や不安などすべてここで起こる感情と言われています。また、情緒的な記憶はすべて大脳辺緑系で記憶されています。
大脳辺緑系が発達するのは、生後四歳くらいまでとされていて、その間にどんな環境にいたのか、どんな愛情を注がれていたのかなどによって、それぞれの大脳辺縁系の感情反応の約70%〜80%が決まってしまうとも言われています。

 大脳辺縁系を古皮質と旧皮質に分けることができます。

 古皮質は情動を呼び起こす脳であり、様々な出来事に対してどう行動すればより有利なのかを学習し、そのひとつひとつを記憶する脳とされています。様々な体験から学び、表情と感情の関連や、行動と結果の関連などを記憶し、恐れや、抑制の感情を呼び起こすそうです。

 旧皮質は旅先から帰宅した時のほっとした安堵感や、旅先の枕では寝付けない・落ち着かないなどの感じ、変わった環境でのイライラ感、小さな日常のリズムの狂いに感じる不快感などの感情を引き起こすそうです。

 大脳辺緑系は脳幹を包み込むような形になっています。大脳辺緑系は「生きる脳」と呼ばれる脳幹の中にある視床下部といわれる部分と互いに協力し合いながら、私たちにさまざまな本能行動を行わせています。
脳幹は、延髄と橋、中脳と間脳を合わせて呼ばれていて、この部分に多数の生命維持機能が存在しています。生命維持機能として、多数の脳神経が出入りし、自律神経機能の中枢が存在し、意識と覚醒に重要な神経回路があるとされ、脊髄から視床へ上行する感覚神経路が存在し、上位中枢から脊髄に下降する運動神経路が存在、姿勢反射の中枢であるなど多くの機能が存在する部位なのです。
 また、視床下部は間脳に位置し、自律機能の調節を行う総合中枢であり、視床下部は交感神経・副交感神経機能及び内分泌機能を全体として総合的に調節しています。

 からだの生命維持装置を包み込むような形で、大脳辺縁系が位置するために、こころの変化やストレスによって、自律神経に大きな影響を与えることになります。
 だからこそ快適感覚を味わうことで、快によってこころが解放され、自律神経のバランスが保たれ、生命機能の向上に繋がるのだと思います。

 今日はこのあたりで・・・。ありがとうございました。

2013年4月28日 東京千駄ヶ谷津田ホーにて、春季東京操体フォーラムを開催致します。