東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

自分なりの考えって?


昨日“今は自分なりの考えなので書くことはできませんが(汗と笑)“と書きましたが・・・

自分なりの考えとは、それは皮膚からアプローチし、内部からの動きによって極めるといった感じです。皮膚の方向性を定めることによってゆったりと極まります。この介助だけで快適感覚を聞き分けてしまう方もいらっしゃいました。面の渦状波を行いながらといった感じでしょうか。快適感覚をききわけているのでもう操法にはいっているということですね。
これが僕の中では静・動にあたります。

これって快適感覚の質としはかなり高いのでは!!

けして力でなく、そして関節でもなく・・・

皮膚・・・本当にすばらしいアプローチの方法ですよね、感謝です。


最近の臨床のアプローチをひとつ。
なぜか初診の時は感覚のききわけができているのに、次おこなうとそこまでの感覚の聞きわけがなく・・・というケースがあったのです。
もちろん温感を聞き分け気持ちよさはききわけているのですが・・・そして圧痛もなくなり愁訴も快方に向き満足はしていただけるのですがね。

快適感覚の質が落ちているのでしょうかね?
からだが自然な状態をとりもどしているのでしょうか?

いや、それだけではないですよね!からだが求めている事が変化してきているのだとも思います。
もちろん経験による落ち度も否めませんが・・・(頑張ります!!)

そこで、違ったアプローチを試みました。
静→静・動→動→静 これは快適感覚の質の種類をあえて変えてみようという試みです。
一回の中でではなく、施術の回毎に変えてみたのです。
確実は決して言えませんが、緩急をつけるような感じでしょうか?回を重ねる毎に助走をつけるように快適感覚の質が上がったという感想を頂く事もできました。

しかし!!う〜ん、これでよいのか!!!と試行錯誤の毎日です。


西田尚史