東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

経口補水液

今年の夏はエルニーニョだかラニーニャだか、イタリアセリエAの選手の様な名前の現象のせいで毎日とにかく暑い日々が続いております
・・・このブログがアップされる頃には涼しくなりましたねぇ〜などと呑気に話しをしたいと思ってはおりますが、如何でしょうか・・・
 今年の夏にどんな言葉が一番多くテレビで取り上げられたか?と問われると、先ず間違いなく熱中症だと思います。
現実、今年の夏は熱中症による死亡例も数多くあり、年配の方だけに限らず若者ですら熱中症で亡くなった今年の夏でした。
私も日中に二階でパソコンの前にでも座ろうものなら、キーボードの上にポタポタと汗が滴り落ち。。
思わず「むぅおぉお!」とキーボードを投げそうになりました・・・早朝野球も朝8:00位には30℃に気温が上がるといった具合で、
いくら夏生まれで暑いの大好きぃ!って普段言っている私でも今年は笑いました。

水分摂れ!水分摂れ!ってテレビでも五月蠅いですし、今年はペットボトル飲料馬鹿売れで人気飲料は軒並み売り切れだそうです。
コンビニにアイス(ガリガリ君)を買いに行っても中はガラガラですし、定員に聞くと業者が持って来ないとのこと・・・
 但し、勘違いしてはならないのは、水分補給を額面通り、水分だけ摂ればよいと考えるのは危険だということです。
これは何も熱中症対策というだけではなく、運動をする方にとっては年中必要なことであり、
脱水状態とはただ単に体内から水がなくなっている状態ではなく、体内のミネラル分が無くなっていると理解することが必要です。
ですからお茶とか水分だけをガブガブ摂っていると、逆に体内塩度が下がり、ミネラル不足となる可能性が有り、
今年の夏は水分を摂っているのに熱中症といったケースも少なくなかったようです。

市販のスポーツドリンクは糖度が高く喉の渇きを助長することもあり、喉が渇くから又飲むといった
悪循環のスパイラルを生む可能性も有り、カロリーオーバーとミネラル不足のダブルパンチはキツイものが有ります。

そこで、酵素に始まり手作り大好きな私としては、今年の夏は手作りスポーツドリンクを作ってみました。
最近、テレビでも紹介されているのでご存じの方もいるでしょうが、経口補水液 ORS(Oral Rehydration Solution)』
なるものを、せっせと製造しております。     
 この手作りORSの特徴としては市販のスポーツドリンクよりも、ナトリウム系の含有量が多いです。
これは脱水症状がみられる乳幼児にスポーツドリンクを安易に与えると、低ナトリウム症を引き起こし思わぬ事態を招くこともあり、
寧ろ手作りで作る方がよい場合もあるのです。
 レシピも非常に簡単なのでご紹介しておきます。水1リットルに対して砂糖40gの塩3gをよくかき混ぜ、飲むだけです。
因みにナトリウムを摂る場合はカリウムの摂取も積極的に行う必要があるので、バナナを一緒に食べるとか、
レモンを搾ってみるなど、創意工夫をすることで更に腸での水分吸収率が上がります。
 もはや自分の身は自分で守る!顔の見える食卓を目指すのなら、手作りほど安心なものはありません!合い言葉はViva手作り!です!!

福田勇治