気が付けば2011年も早16日を過ぎました・・明けましておめでとうございます。今年もどうぞ東京操体フォーラム共々宜しくお願い致します。
昨年は怒濤の一年で、印象としては畠山先生と同じで、イベントで始まりイベントで終わった感のある一年でした。詳細に関しては畠山先生も書いていらっしゃるので、やめますが、フォーラム自体は年々、組織も含め成長しており、今年もどの様に進化発展して行くかを楽しみにしつつも、更に精進しなければと身の引き締まる思いの今日この頃です。
新春早々、島根に至っては12月31日から元旦にかけて久々のまとまった雪に見舞われ、珍しく全国放送で取り上げられるなど、雪に強いと思われていた島根・鳥取両県で予想以上の被害を出すこととなりました。今回、思わぬ被害を生んだ理由の一つが、湿気の多い雪に対しての認識不足でした。通常、雪は軽いものというイメージがありがちですが、湿気を含んだ雪は思いの外重くなるのです。これ位の雪ならば大丈夫だろうという安心感が、思わぬ被害を生んだ遠因にもなったと思います。重い雪は短時間に多くの量が降り、たくさんの船が転覆する被害が続出しました。
昨今の船はハイテク装備をしていて、魚探やGPS、エンジンも含め数千万の財産が一瞬にして海の藻屑と消えてしまったのです・・・泣いても泣けない状況です。。
身近なところでクライアントの中でも雪害に遭った方続出でした。お一人は48時間の停電を経験され、最悪なことに“オール電化”にしてしまった事で最悪の正月だったようです。しまい込んでいた灯油ストーブを探し出し、火を付けると危うく一酸化炭素中毒になるところだった様です。
自宅から見える家々には灯りが灯っていると、停電は自分の所だけではないかと不安な精神状態になって来るのだそうです。
でも、一番辛かったのは丸二日間、電気の灯りの無い中で旦那様と二人きりで居ることだったとのこと・・・
医学都市伝説とも言われるNYの大停電で出生率が上がったという話しが有るのですが、これもどうやら新婚さんか結婚初心者なのだと話しを聞きながら我が身に置き換え、ゾッとしました・・・
この話し以外にも、あるクライアントは大晦日に実家に帰っていて、近くの自宅に帰ろうと思ったら、余りの大雪に車が動かず、歩いて帰ろうと思ったらトンでもない雪の状況に、始めて雪の中を泳いでマンションの玄関まで帰ったそうです。余りの疲労感に三が日は起き上がることも出来ずに爆睡したそうです。
そんな雪害に遭った人ばかりかと思ったら、意外なクライアントも居ました。それはタクシー会社を経営されている社長夫人の方から聞いたのですが、雪のためにJRが全休、タクシーがフル稼働となり、お客さんを降ろしたと思ったら直ぐに乗り込む連続で、一台あたりのタクシー売り上げ新記録を更新したそうです・・・
車が転落する事故も続出で、レッカー出動も非常に多かったとのこと、一台を救出して帰社する間で、更に二台引き上げたりとこれ又、新記録と忙しすぎて奥様はグッタリでしたが、会社は笑いが止まらなかったようです。
一方の私はと申しますと、年明け以来、肘・肩・腰を痛め来所される方が非常に多く、原因はこれ又、雪かきによる無理な身体の使い方によるものであり、慣れている様で、重さのある雪には不慣れな、中途半端雪国島根の脆さを露呈する結果となりました・・・
思わぬラニーニャの攻撃に年末年始、空とにらめっこしていますが、未だ二月の「節分荒れ」が待っていますので、車移動の多い私としては気が抜けない日々が続きます・・真剣に年末から三月まで位を『東京操体フォーラムHAWAII支店』を開設し、仕事したいと考える寒空でした・・今週も宜しくお付き合い下さい。
福田勇治
2011年東京操体フォーラム分科会は4月29日に千駄ヶ谷津田ホールにて行います。http://www.tokyo-sotai.com/
2011年2月から足趾の操法集中講座を開始します。