東京操体フォーラム 実行委員ブログ

 操体のプロ、東京操体フォーラム実行委員によるリレーブログ

こんなに大きくなりました。

こんにちは。畠山裕美です。今週一週間よろしくお願い致します。
早いもので今年も六分の一過ぎました。
春季の東京フォーラムは4月28日に開催されますが、あっという間に桜の季節が来るのでしょう。
春が待ち遠しい今日この頃です。

昨年の8月の夕方、三浦先生の治療所のドアの前で、子猫が鳴いている声を聞きました。
私の耳はとても優れた猫センサーなのです。
先生と隣の家に行き、治療所と隣家の塀に登ってもいいかと了解をとり、
先生が結構高い塀に登りました。
すると、塀と庭木の間に生まれて間もない子猫がはさまっていました。
まだ体長10センチ程度、多分目も見えていませんが、ニャーでもないミーでもない、
超音波のような声を発していたのでした。
このまま放置するわけにも行かず、取り敢えずタオルをキャリーバッグに入れました。

猫は好きだと言っても、実は子猫の世話はしたことがなかったので、
翌日行きつけの動物病院に連れて行きました。
先生は「小さいですねぇ」「生まれたばかりですねぇ」
寄生虫はいませんね」
「まだ、性別はわからないけれど、多分男の子でしょう」と言いました。
「体温が少し下がっているので、湯たんぽのようなものを入れて、
子猫用のミルクを注射器であげてください。」

子猫用のミルクを買ってきて、早速飲ませてみました。
すると、ものすごい勢いでぐびぐび飲んでいます。

知人はこの動画を観て、「こいつは虎の子か!」と笑っていました。

さて、名前がまだないので名前をつけなければなりません。
動物病院に連れて行ったりしますし。
私は文武両道の「片倉小十郎景綱」(伊達政宗公の右腕)と、
島根の福田理事のところの小太郎君を思い出し
「小十郎景綱」にしようと思いました。

ところが、三浦先生は
ランボーがいい」と。

というわけで、子猫の名前は
小十郎景綱ジョン・ランボー」になりました。

翌日動物病院に行って、先生に「名前が決まりました」と伝えたところ
「ぷっ」と笑われました。
ちなみに診察券には「小十郎ちゃん」と書いてあります。

子猫は、尻尾を立てて歩きます。
バランスがとれないからです。しっぽでバランスを取っているのです。
猫の尻尾はこういう働きもあるんです。
尻尾が短いとか、尻尾のない猫もいますが、どうなんでしょう。
興味深いところです。

小十郎ランボーは、とにかくよく食べます。ミルクもさっさと飲まなくなり、
子猫用の猫パウチ(最近は缶ではなく、パウチに入っているのがメインです)を
一度に二袋食べたりして、みるみる巨大化しました。

ふとした偶然で助かったイノチです。

なお、小十郎と入れ違いではないですが、
昨年の年末、私が18年(ほぼ19年)共に過ごした愛猫が亡くなりました。
人間で言えば約92歳。長生きしてくれました。

こうやってイノチは巡るんだな、と思う今日この頃です。

畠山裕美

4月28日、東京津田ホールにて、2013年春季東京操体フォーラム
開催致します。
今回は実技指導(下肢の動診と操法、触診)をメインにしています。